出前館には「アルバイト」と「業務委託」の2種類の働き方があります。
どちらか迷っている方が気になるのは「稼げるのはどっちか?」ですよね。
今回は出前館配達員のアルバイトの時給だけでなく、業務委託の場合の報酬についても解説していきます。
また、業務委託配達員として稼ぐポイントについても触れているのでぜひ参考にしてください。
出前館配達員のアルバイト時給はどのくらい?
さっそく、出前館配達員の時給をチェックしていきましょう。
他バイトと同様にエリアによって時給差があるため、いくつかの求人をピックアップして表にしました。
エリア | 時給 |
東京都新宿区 | 1,200円 |
東京都大田区 | 1,100円~1,200円 |
神奈川県横浜市 | 1,020円~1,100円 |
神奈川県鎌倉市 | 1,020円 |
大阪府八尾市 | 1,000円~1,100円 |
埼玉県川口市 | 1,000円~1,000円 |
福岡県福岡市 | 1,000円~1,100円 |
広島県広島市 | 950円~1,050円 |
愛知県名古屋市 | 1,000円~1,100円 |
実際には北海道から沖縄までもっと広い範囲で募集されています。
また、やはり地方は安め、東京都などの都心は高めに設定されています。
出前館配達員はバイトよりも業務委託の方が稼げるって本当?
ずばり、収入だけ見ると、出前館の配達員はアルバイトよりも業務委託の方が稼ぎやすいです。
業務委託契約の場合は時給制ではないため、まずはどのようにして報酬が決まるのかチェックしていきましょう。
業務委託だと1件〇円の歩合制
まず「1時間働いて〇円」の時給制とは異なり、業務委託契約は「1件配達ごとに〇円」です。
つまり、稼働時間にかかわらず配達すればするほど稼げる仕組みです。
上記は極端な例ではありますが、アルバイトよりも安定性に欠ける点があるのも事実と言えるでしょう。
出前館は報酬単価が高い
出前館の報酬単価は他デリバリーサービスに比べても、水準が高いと評判です。
1件(東京・千葉・神奈川・埼玉) | 715円 |
1件(上記以外) | 660円 |
※沖縄エリアは550円
例えば、1時間に2件配達した場合、東京や埼玉だと1,430円、東京以外でも1,320円になる計算です。
この基本報酬額を見るだけでも「時給額よりも高くなりそう」と思いますよね。
出前館の魅力的な報酬システムは基本報酬だけではありません。
ブーストと呼ばれるインセンティブがつくと報酬が1.2倍や1.4倍にアップします。
ブースト発生時、東京で土日に稼働すると「715×1.4倍=1,001円」です。
1件配達するだけで1,000円を超えることからも、誰が見ても報酬水準が高いことは明らかです。
ちなみに、東京以外だったとしても「660円×1.4倍=924円」です。
バイトよりも業務委託の方が稼げる可能性大
アルバイトと業務委託の収入はそれぞれどのくらいになるのか計算して比較してみましょう。
仮に東京で週2回・1日8時間稼働したと仮定します。
アルバイト
1時間1,000円×8時間=8,000円(1日)
8,000円×8日=64,000円(1ヶ月)
業務委託
1時間に2件の配達をこなす場合で計算します。
715円×2件=1,430円(1時間)
1,430円×8時間=11,440円(1日)
11,440円×8日=91,520円
※ブースト分は含めていません。
比較すると?
アルバイト⇒64,000円、業務委託⇒91,520なので、差は27,520円です。
また、業務委託の場合は上記にさらにインセンティブが追加される可能性があるため、さらに稼げるかもしれません。
【出前館】バイトと業務委託の働き方の違いをわかりやすく解説
アルバイトよりも業務委託の方が稼ぎやすいということはわかりましたが、それ以外の違いも気になりますよね。
この項目ではアルバイトと業務委託それぞれの特徴をご紹介していきます。
アルバイト | 業務委託 | |
自由度 | シフト | 自由 |
報酬 | 時給制 | 歩合制 |
エリア | 応募エリア | 応募エリア |
面接の有無 | あり | なし |
保険 | 労災が適用される | 任意保険への加入 |
ひとつずつ、さらに詳しく見ていきましょう。
自由度
アルバイトの場合は、居酒屋やコンビニで働くときと同様にあらかじめシフトを提出する必要があります。
「1日〇時間以上」や「週〇日以上」などの条件が設定されているパターンもあるため、各エリアごとに応募前に確認しておきましょう。
「急に予定がなくなったから3時間だけ稼働しよう」「来月だけはがっつり働いて貯金しよう」など、自由に計画を立てられる点が魅力です。
ただし、意思が強くないとついサボりがちになるデメリットもあることを覚えておきましょう。
報酬
報酬は前の項目でもお伝えした通り、アルバイト⇒時給制、業務委託⇒歩合制です。
それぞれのメリット&デメリットをわかりやすく表にしてみました。
アルバイト(時給制) | 業務委託(歩合制) | |
メリット | 安定している | たくさん稼ぎやすい |
デメリット | 何件配達しても時給は上がらない | 安定性に欠ける |
働く目的や期間、希望の月収に合わせて自分と相性の良い方を選びましょう。
メインの収入源として毎月安定した額を稼ぎたいのであればアルバイト、とにかく多くの額を稼ぎたいのであれば業務委託が向いています。
エリア
アルバイトも業務委託も基本的には応募したエリアで働くことになります。
また、基本的にどちらも4km以上の長距離配送はない点が魅力のひとつ。
同じ都道府県のなかでも、いくつかのエリアに分かれているため、希望地域の募集要項をチェックして応募しましょう。
面接の有無
アルバイトの場合は、書類選考や面接などの過程を通ったうえで従業員として働きます。
また、「続けられるかわからないから少しだけやってみたい」場合も、アルバイトよりも気軽に始められますよ。
保険
アルバイト契約の場合、出前館と雇用契約関係にあたるため、事故が発生した時には労災保険が適用されます。
しかし、業務委託の配達員の場合は雇用関係を結んでいるわけではないため、適用外となります。
出前館の業務委託配達員は、任意保険の加入が義務付けられているため、自分で三井住友海上や東京海上日動などの保険に加入する必要があります。
推奨されている内容は下記の通り。
- 対物1,000万円以上
- 業務中にも適用される
- 対人無制限
フードデリバリーの仕事はどうしても運転時間が長くなるため、事故のリスクと隣り合わせです。
【出前館】報酬重視ならバイトよりも業務委託がおすすめ!もっと稼ぐコツ!
出前館の業務委託配達員がさらに稼ぐためのコツを5つピックアップしました。
1.現金ありに対応する
初期設定では、現金の取り扱いが発生しないように設定されています。
しかし、出前館は高い年齢層の方も利用しているため、まだまだ現金で支払う方も多数いらっしゃいます。
ただし、稼働終了時に拠点へ出向き精算するデメリットがあることも覚えておきましょう。
2.フードデリバリーが盛り上がる時間帯を狙う
フードデリバリーを頼む人が増える、ランチタイムやディナータイムは稼ぎ時です。
ランチタイム | 11:00~14:00 |
ディナータイム | 17:00~20:00 |
エリアによっても忙しいエリアは少しずつ異なりますが、目安となる時間帯は上記です。
一日に数時間のみ稼働する方は、積極的に上記の時間帯を狙うと良いでしょう。
3.エリアの追加や変更も検討
出前館はエリアが細かく区切られているため、配達員も最初に登録した地域メインで稼働することになります。
もし「このあたりでしばらく働いているけど稼げない…」と思ったら、エリアの変更や追加も検討しましょう。
拠点地のスタッフに尋ねれば、配達員が不足していてライバルが少ないエリアを教えてくれる可能性もあります。
4.キャンペーン開催中に稼働する
出前館は常に注文者向けのキャンペーンを開催しています。
このようなキャンペーンが開催されていると注文も増えるため、定期的にお得情報をチェックしておきましょう。
5.自転車の方が早押しには有利
出前館の業務委託配達員には、配達リクエストが振り分けられるのですが、Uber Eats との違いは早い者勝ちだということ。
つまり、早押しに慣れていないとライバルたちにどんどん配達案件を持って行かれてしまいます。
そのため、「バイクで稼働していてぜんぜん仕事を取れない」場合は車両変更も検討すると良いでしょう。
出前館配達員のアルバイト時給は1,000~1,100円!稼ぎたいなら業務委託◎
出前館配達員のアルバイト時給はおおよそ1,000円~1,100円ほどなので、1日8時間働いた場合は8,000円~8,800円ほどになります。
もっとがっつり稼ぎたい場合は、アルバイトよりも業務委託での契約をおすすめします。
また、出前館は好きなタイミングで働ける点や、登録時に面接がない点もメリットなので、ぜひこの機会に挑戦してみてくださいね。