フードデリバリー業界のなかでも知名度の高いUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、副業としても人気があるお仕事です。
しかし、2021年3月、一部の地域で報酬が激減したとの情報が入ってきました。
一ヶ月の収入に大きく影響するため、納得いかない方も多いはずです。
なんて方も安心してはいられません。
実は、Uber Eats(ウーバーイーツ)は2019年にも大幅な報酬引き下げをおこなっています。
そのため、今後対象となる可能性は大いに考えられるので要注意です。
今回は収入の減少をなんとか食い止めたいとお考えの方へ、対策方法をまとめました。
2021年3月Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬が激減!「稼げない」状態に!
2021年3月、京都と福岡で新しい料金体系が導入されました。
現地で稼働している配達員からは「1件100円代」「配達距離に関係なく一律300円だった」など、不満の声が挙がっています。
配達員によって組織されている労働組合「Uber Eats(ウーバーイーツ)ユニオン」が抗議していることからも、今回の改定が納得のいくものではなかったことがわかります。
ただし、現時点ではUber Eats(ウーバーイーツ)側が「一部に支払った報酬が誤りだった」と認めているケースもあるなど、混乱が生じている状態です。
実態が見えてくるのは、もう少し先になりそうなのでしばらく動向を伺いましょう。
とはいえ、結果的に新料金体系で収入が下がる配達員が多いのではないかと予測されます。
2021年5月10日より、Uber Eats(ウーバーイーツ)の新料金体系が全国に拡大されました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の新しい配達料金の仕組みについては、下記記事にて解説しております。
Uber Eats(ウーバーイーツ) の仕組みとは?バイトの料金システムも解説◎当然のことです。
次の項目ではUber Eats(ウーバーイーツ)の報酬激減への対策方法を解説していきます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬が激減したら?「稼げない」への対策法6つ
フードデリバリーの配達員として少しでも稼ぐためにはどのようにすれば良いのか。
6つピックアップしたのでぜひ参考にしてください。
他社で働く
一番、手っ取り早い対策法はUber Eats(ウーバーイーツ)以外の会社で働くことです。
正直なところ、Uber Eats(ウーバーイーツ)以上に報酬単価が高い会社は存在しています。
例えば出前館の場合、1件あたり東京エリアで715円、東京以外でも1件660円です。
上記からさらにキャンペーン開催時は報酬単価は1.2倍から最大で2.0倍まで上がります!
現状、とても稼ぎやすい環境が整っているため、一度は検討してみましょう。
東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 エリアであれば、1件の配達で最大1,430円が貰えることも!
月収100万円越えの方も出てきているようです!
配達先によって受けるか決める
今回、京都と福岡で新報酬体系になったと同時に、アプリの仕様も変更になりました。
(これまでは、注文商品を取りに行くまで配達先の住所はわかりませんでした)
この仕様を上手に利用して「遠すぎる」「割に合わない」お仕事を受けないようにする方法もアリです。
インセンティブ(追加報酬)を狙う
Uber Eats(ウーバーイーツ)には、基本報酬の他に各種インセンティブがあります。
これまでは「インセンティブがあればラッキー」と考えていた方も、収入を上げるために今後はしっかり狙っていく必要があります。
- ブースト
- クエスト
- ピーク料金
今回、報酬改定があった京都や福岡でもブーストなどのインセンティブは引き続き発生しています。
1.1倍や1.2倍だけでなく、1.4倍以上も確認されているようなので可能な限り狙っていきましょう。
雨の日に稼働する
雨の日に稼ぎやすい理由は、注文数に比べて配達員の数が少なくなるからです。
注文する側からすると、雨の日こそフードデリバリーを利用したいと考えます。
そのため、Uber Eats(ウーバーイーツ)はインセンティブを用意して配達員の確保に努めています。
翌日が雨だとわかっているときは、事前にアプリで告知もあるため、無理のない範囲で雨の日の配達に挑戦してみましょう。
ただし「突然雨が降ってきた」などの状況では、インセンティブが発生しないケースもあるので要注意です。
チップで稼ぐ
この機会に「チップ機能で稼ぐ」ことにも意識してみましょう。
もともと日本にはチップの習慣がないため「どうせもらえない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、なかにはチップをはずんでくださるお客様がいるのも事実。
- はきはき感じよく接客
- 料理を丁寧に運ぶ
- 高級住宅地付近で稼働
など、ちょっとしたことをあらためて見直してみましょう。
チップ目当てとあからさまにわかる態度は避けたいですが、これまでよりも戦略的に配達する方法もおすすめです。
地理を把握する
Uber Eats(ウーバーイーツ)に限らず、効率的に配達するには土地感覚を掴むことが大切です。
- 「この道は信号が多い」
- 「このエリアはややこしいから配達しにくい」
など、道に慣れるとわかってくる情報も多々あります。
それらの情報をなんとなく頭に入れるだけでなく、人に説明できるほどにしっかり把握しておくとより効率的な配達が可能です。
とくに、あらかじめ配達先がわかるようになった今、地理情報はきっと役立つはずですよ。
2019年にもUber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は激減している?
実はUber Eats(ウーバーイーツ)は2019年にも大幅な料金改定をおこなっています。
当時、東京エリアでどのくらい変わったのか表にしてみました。
旧 | 新 | |
受取料金 | 300円 | 265円 |
受渡料金 | 170円 | 125円 |
距離料金 | 150円/㎞ | 60円/㎞ |
かわりに、手数料は35%から10%へ、インセンティブの引き上げもおこなわれましたが、納得している配達員は少なかった印象です。
その証拠にこのときもUber Eats(ウーバーイーツ)ユニオンは記者会見を開き抗議していました。
これまで1㎞あたり150円だったのが、半分以下の60円になれば無理もない話です。
そして今、新たに注目すべきは、2021年3月の新形態であらかじめ配達先がわかるようになったこと。
一般的に考えれば「長距離は避けられるのに、なぜあえて教えてくれるのだろう?」と疑問が浮かびます。
今後「長距離に対してのなんらかのインセンティブがあるのか?」など、動向を見ておきましょう。
まとめ:今後もUber Eats(ウーバーイーツ)の報酬激減は続くかも!
今のところ、2021年3月に報酬が激減したのは京都と福岡です。
しかし、過去からの流れを見ても、対象エリアの広がりやさらなる報酬引き下げの可能性はゼロではありません。
正直なところUber Eats(ウーバーイーツ)は配達量は多いものの、報酬単価で見ると他社よりは安いケースも多々あります。
この機会に、他のフードデリバリー会社の配達員を試してみるのも良いかもしれませんよ♪